PRIMAL SCREAM
さて、今日はPRIMAL SCREAM の “Screamadelica”です。
思いついたことを書き連ねてみたいと思います。
このアルバムを買ったのは私が大学生2年の頃なので、もう10年以上前のことです。
OASISの“Masterplan”から始まった洋楽遍歴は、そこからSTONE ROSESへと遡り、同時に
CHEMICAL BROTHERS や UNDERWORLD、FATBOY SLIMといったダンスミュージックにも広がっていったのですが、
これらを繋ぐ「ミッシングリンク」として音楽雑誌で紹介されていたのが“Screamadelica”です。
音楽雑誌のほかに朝日新聞の文化欄にも同様の記事があったのを覚えています(しかも同じような時期に!)。
初めて聴いたときの印象はあまり覚えていませんが、なぜか繰り返し再生していた記憶はあります。
今でも聴き続けているこのアルバムの良さは、1曲目“Movin On Up”のギターの音の明るさ、
4曲目“Higher Than The Sun”のエレクトロ風味の浮遊感、6曲目の“Come Togheter”のゴスペル的コーラスに
集約されているような気がします(集約できていませんね)。
このアルバムを聴いていると、PRIML SCREAMというバンドの懐の広さと音楽的興味の幅広さを感じます。
PRIMAL SCREAMは後にもいくつかアルバムを出しており、現在まで活動していますが、
私の中でのベストはこのSCREAMADELICA。 次が“VANISHING POINT”、3番目が“XTRMNTR”です。
2番目と3番目も相当に良いので、機会があればここで触れてみようと思います。
ちなみに、バンドリーダーのBobby Gillespie はJohn Coltraneが好きだそうです。
ロックを聴いたりジャズを聴いたりする私は、自身の趣味の節操のなさに呆れることがありますが、
Bobby Gillespieがコルトレーンを好きということを知ると、なんとなくロックとジャズが地続きのような
気がして「自分の趣味も(無意識のうちに)一定の傾向を持って広がってきたのかな」と思えます。