ジャズっぽい

おすすめのジャズの曲を紹介致します。

WoodenGlass featuring Billy Wooten

WoodenGlass featuring Billy Wooten

 

寒さが厳しくなってきましたね。

これからの寒さにも負けない、熱い(いや暑い)CDについて、よしなしごとを書き連ねてみます。

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今回はWoodenGlass featuring Billy Wooten の“Live”です。

 

何年か前、長野市にタワーレコードがあったころにその店内を物色していて見つけたのがこれです。

 

P-Vineというレーベルから再発されたもので、このレーベルの再発モノは私の経験上、好みによく合っていたことから

信頼して「ジャケ買い」し、結果として一生ものの買い物となったものです。

 


内容は、Billy Wooten というヴィブラフォン(鉄琴)奏者がリーダーのアルバムで、

ほかには確かオルガン、ギター、ドラムの編成だったと思います。

解説によれば“Feuturing”とはなっているもののWootenはリーダーという立場を嫌い、

あくまで4人のうちの一人という位置づけにこだわったそうです。

音はというと、たった4人で鳴らしているのにとにかく分厚く、

とくにオルガンの音はJIMMY SMITHを思わせるほどにかっこいいです。

オルガンが主役以上に目立っているような箇所がいくつかあり、わたしのようなオルガン好きにはたまらない内容です。

 


半地下にある薄暗いライブハウスでで50人程度のお客を前に(←すべて妄想です)

4人の腕利きのメンバーが「これでもか!」と各々の楽器をかきならしているようで、

その放出される熱量といったら、ひとりあたり12000キロカロリーは軽く超えているのではないでしょうか。